♪何時の事だか思い出してごらん あんな事こんな事あったでしょう。
【8年目】
コロナ野郎のせいで途中打ち切りなってしまった2019-20シーズン。2020-21シーズン開幕時点では、座席は1席開けて、かつ上限は5000人までという制限つき。この状態ですので千葉ジェッツではシーズンチケットの発売はしない旨の発表がありました。
そして、ダイナミックプライシング制度が導入。対戦カードやタイミングによってチケットの販売価格も上下するとのこと。毎試合チケット争奪戦の上に、価格も変わるのか…自分の中で上限額決めておいた方がいいかな…と開幕時点では思っていました。ただ、この機会に座ったことのないエリアの席に座るのもアリかなとも思っていました。
【今シーズンのロスター】
前シーズン終了時点からのロスターの移動はこうなりました。
退団:小野選手(信州へ)、メイヨ選手(北海道へ)
レンタル移籍:晴山選手(滋賀へ)、パーカー選手(群馬へ)
加入:サイズ選手(SR渋谷から)、ショーター選手(イスラエルから)、佐藤選手(滋賀から)、赤穂選手(青山学院大学から特別指定(プロ契約))、大倉選手(東海大学から、12月に練習生として加入、2月から特別指定)
継続:ダンカン選手、富樫選手、フリッピン選手、田口選手、大宮選手、西村選手、藤永選手、エドワーズ選手、ファラーズ選手(特別指定終了→プロ契約)、原選手、大野HC
2020年7月4日というかなり早い段階でロスターが埋まったこともあり、外国籍選手の合流も早くチームの完成度に期待がかかります。
【シーズンイン前】
シーズンイン前のイベントもほとんどなく、まずは無事に開幕するんだろうか、最後まで完走できるんだろうか。そんなことの方が頭を渦巻いていました。
そして、こんな状態だからこそ、各クラブがどうやって試合を運営していくのだろうというのが気になり、今シーズンは首都圏(関東一都六県)のクラブのホームゲームをできるだけ見ようと思い立ちました。そちらについては別なところ(同人誌)にまとめるつもりです。
【シーズンイン】
今シーズンはアウェイ三遠戦で開幕した千葉。2連勝で首都圏に帰ってくると、次もアウェイのSR渋谷戦。SR渋谷のホーム開幕戦とあってチケット争奪戦になり、2日間とも2階席の一番隅っこしか買えないような状態でした。ただ、このカードは土曜日が同点から千葉#23エドワーズが押し込んでブザービーター勝利、日曜日は千葉1ptsリードの状態で、SR渋谷#34ケリーが元同僚千葉#22サイズとのマッチアップからジャンプショットを決めブザービータ勝利と2日連続ブサービーターで逆転勝利というものを見させていただきました。(この話をTBSラジオ「伊集院光とらじおと」のテーマトーク「今年の個人的ベストバイ」の時に投稿して「いいもの見たねぇ」と採用されて、番組ステッカーいただきましたw)
ホーム開幕戦は、宇都宮戦。当然チケット争奪戦も大変なことになりました。開幕戦の土曜はホーム側ベンチ裏2階の元立ち見席に設置されたパイプ椅子席でしたw。この席で4500円するのか…4500円だったら、去年までなら1階席に座れる価格やぞ…
試合としては初戦は勝てたものも、やはり連敗はしない宇都宮。当然日曜はがっちり対策されて敗戦。まずは1勝1敗でした。11月下旬のアジアカップ予選ブレイクまでは、ホームで川崎に競り負けただけで、連敗もなく12勝3敗で最初の1/4を終えました。
12月に入り水曜日のゲームが増えてきます。12月は10試合あったのですが、やはり目玉は12/20(日曜)のホーム富山戦。#32マブンガのどこから打っても入る3ptでダブルオーバータイムまでもつれる試合は、130-129で千葉が辛勝という形になりました。
4Q残り2秒で#32マブンガが3ptを決めて99-99の同点に、かつファールももらっていたのでフリースロー…が外れて1回目のオーバータイムへ突入。
OT1も残り5秒で115-112千葉3ptsリードからの富山ボールを#32マブンガが、ディープ3ptをブサービーターで決めて2回目の延長と…
最終的には、千葉の#2富樫が40pts(3pt 9/12本)、富山#32マブンガが47pts(3pt 6/14本)と双方のエースがエースしてたという結果ですが、富山#21橋本の28pts(3pt 8/9本、しかも8本連続成功)ってのも結構エグい…先日のベストバイ話は自分の中ではこの試合にに更新になりましたw
年があけ、2021年に入りアウェイの宇都宮戦がいけそうだったのでチケットを購入…残っていたのは車椅子席と…プレミアムコートサイド(アウェイ)…はい、選手ベンチ横ですw この時点で、今シーズンのチケット最高額払いましたよ、ええ。そしてがっつり負けましたよ。自分の目の前で交代の選手が待機してるのってなんかすげえな、ってのと同時に、ここに席設置しちゃうんだ…とも思いました。選手ベンチとの距離3-5mくらいですよ。
前後しますが、天皇杯は1/13の3次ラウンドでアウェイ川崎に負け、決勝ラウンドへは進めませんでした。
12月に練習生として加入し、2/3に特別指定選手となった#13大倉が、2/14のホーム信州戦で負傷し、前十字靭帯断裂、内側側副靭帯断裂、半月板損傷で、全治12ヶ月という丸一年プレーができない状態となりました。
【天皇杯の行方は】
今回の天皇杯ファイナルラウンドは、3/13にさいたまスーパーアリーナで行われました。対戦カードは、宇都宮vs川崎。川崎のビックラインナップがはまり、1Qこそ宇都宮が勝ちましたが、あとは川崎のビッグラインナップに押し込まれて、2桁得点は#6比江島だけ。珍しくスティールを7つも献上していました。外国籍選手も打つけど入らないという状況でした。
川崎は、#21カルファニが出場しなかったものの、新たなる6thマン#11増田が、3pt3/4、2pt1/3、FT2/2でチームトップの13ptsをあげる。ただ、#22ファジーカス、#34アギラール、#35ヒースを30分以上、#22ファジーカスに至っては38分近く使わなければいけない状態は結構きついのでは。
2Qで8pts引き離された宇都宮はその点差を詰めることができず、川崎が天皇杯を手にしました。
【コロナの影響は千葉にも】
2020/11/18に日本代表合宿に参加していない選手が発熱し、陽性判定。さらに11/21に合宿に参加していた#21エドワーズも陽性判定となり、千葉の選手は代表の合宿から離れました。
ほかのクラブでも時期は異なるものの陽性判定または濃厚接触者となってしまい、試合が中止になったり終盤の水曜日や予備週にスケジュールが変更されることになりました。
千葉では2021/3/26に、3/24の新潟戦に出場した11人が濃厚接触者となり、結果4選手とチームスタッフ1名、フライトクルー1名が陽性と判定され、7試合が中止(うち3試合は振り替え日程が調整できず消滅)となりました。
この振り替え日程によって、最終戦が5/1,2のホームA東京戦から、5/10のホームSR渋谷戦まで伸びることになりました。この間に、5/5アウェイ琉球、5/8アウェイ秋田が挟まりました。
2週間空けた4/14アウェイSR渋谷戦から再開された千葉は、SR渋谷と続くアウェイ川崎で3連敗となり、東地区1位を走る宇都宮との差が広がり、東地区3位の川崎には差を詰められる形になりました。
東地区2位ならば、ホームでチャンピオンシップのクォーターファイナルが開催可能、東地区3位ならばアウェイでの開催となります。この時点ではまだ東地区4位までは可能性があったのですが、4/21のホーム北海道戦から、5/8のアウェイ秋田戦までを8連勝で駆け抜け、最後の1試合を残して東地区2位が確定となりました。
【いくぜてっぺん】
2シーズンぶりのチャンピオンシップ開催。チャンピオンシップに進出したのは、出場順位順に、宇都宮、琉球、千葉、大阪、三河、川崎、富山、SR渋谷の8クラブ。
クォーターファイナル(以下QF)は、宇都宮vsSR渋谷、琉球vs富山、千葉vs三河、大阪vs川崎の対戦カードとなりました。
QFは、宇都宮、千葉、川崎が2連勝、琉球はGame2で富山に食らいつかれながらも2勝1敗で勝ち上がりました。
千葉での三河戦を2試合とも見ましたが、Game1は千葉の圧勝。Game2は前半で13ptsあったリードが溶けてなくなる直前まで追い込まれましたが、#54ガードナーのラストショットがリングに嫌われ勝負あり。コート上で崩れ落ちた後もしばらくベンチから動かなかった#54ガードナーの姿が印象的でした。
SFはアウェイ琉球。琉球はBリーグ初のファイナル進出をかけての試合となります。Game1は千葉、Game2は琉球が勝ち、今回から別日に設定されるようになった、Game3を千葉がものにして、3回目のファイナル進出を果たしました。この試合で地元沖縄出身の#4フリッピンが大活躍し、存在をアピールしました。
ファイナルの相手はSFが一日早く開催されて先に2連勝していた宇都宮。今シーズンは千葉から見た対宇都宮は1勝3敗で部が悪いのですが…突然活躍した#4フリッピンをどう見たか・・・。
5/30(日曜) 横浜アリーナでのBリーグファイナルズGame2。Game1は別用でいけなかったので、Game2のチケットをとりました…鬼門中の鬼門、アウェイ側の千葉ベンチ横2列目…もちろんそれなりのお値段の席でした。
Game1は宇都宮65-85千葉で、千葉が20ptsをつけて快勝しており、この勢いで…といきたいところですが、シーズン中の連敗がホーム川崎戦の2連敗しかなかった宇都宮がそう簡単に負けるわけがない…と思ったら、その通りになってしまいましたorz
ペイントからの得点も、3ptも、リバウンドもすべてを宇都宮に支配されていました。
前半終了の時点で宇都宮52-32千葉と20ptsのビハインド。レギュラーシーズンならば既に勝負ありです。追いつかせても逆転はさせない宇都宮。その前に20ptsも差がついてしまってはまず追いつくことさえ不可能。千葉は3Qだけは同点に持ちこたえたものの、そのほかでは差を広げられてしまいました。これで一日休養日が入って、6/1(火曜)にGame3、ファイナルズのファイナルが行われることになりました。平日のチケットなんて買えないよ・・・orz
ハーフタイムショーでは、東京スカパラダイスオーケストラのライブが行われました。会場一体になってのクラップは最高でしたが、本来だったらはリーグとしては今シーズンのアンセムだったALIの「Fight DUB CLUB」をライブでやりたかったんじゃなかったのかな…とか思ってしまいました。
6/1(火曜)運命のGame3 まさに残された一発勝負。1Qは千葉がリードし、途中10pts差まで引き離しても宇都宮が盛り返し、前半が終わって35-35の同点。前半戦は千葉は#2富樫よりも#11西村をポイントガードとして多用していました。特に#2富樫が速攻を止めるため3回目の個人ファール(アンスポーツマンライクファール)を吹かれた後からの#11西村は頼もしかったし空気も変えた。
ハーフタイムを挟んだ後、3Qが終わっても50-50の同点。初年度以来の優勝を狙う宇都宮と、3回目のファイナルで優勝をつかみたい千葉の意地のぶつかり合い。
試合が動き出したのは4Qのオフィシャルタイムアウト明け。千葉#21エドワーズのフリースローで宇都宮56-57千葉と、千葉が一歩前に出る。この後残り3:47で58-61としたところで試合が膠着する。
残り1:44で60-63の場面で、宇都宮#6比江島が5回目の個人ファールでファールアウト。
残り0:27から宇都宮はファールゲームに出るが、ファールを受け続けた千葉#13ショーターが6本のフリースローをすべて沈め、点差を開く。さらに千葉は、ディフェンス時は#2富樫を下げ#31原を入れ、オフェンス時は、その逆と徹底していた。
そして試合終了のブザー。千葉ジェッツがチーム創立10年の節目の年、ファイナル3回目のチャレンジでてっぺんにたどり着いた。チャンピオンシップMVPは#22サイズ。前半のMVPは本人申告通り#11西村でいいと思いますw
個人的には現場でチャンピオンカップを掲げるシーンを見れなかったことがとても残念でしたが。
【僕らが旅(移籍)に出る理由】
チャンピオンになっても移籍はある。むしろ狙われる側になった。
2021年7月15日現在で
退団:#12ショーター選手、#22サイズ選手(A東京へ)、#4フリッピン選手(琉球へ)、#5田口選手(秋田へ)、#7晴山選手(レンタル移籍終了で富山へ)、#3パーカー選手(レンタル移籍終了で群馬へ)、#13大倉選手(特別指定終了で東海大学へ)
加入:#33ムーニー選手(オーストラリアから)、#34スミス選手(ポーランドから)
継続:#1ダンカン選手、#2富樫選手、#6赤穂選手、#8大宮選手、#11西村選手、#14佐藤選手、#15藤永選手、#21エドワーズ選手、#24ファラーズ選手、#31原選手、大野HC
チャンピオンシップMVPが移籍するのは初年度の宇都宮でもあったので驚かないけど、まさかサイズ選手をバイアウト条項(残っている複数年契約を買い取る)を使ってサイズ選手を獲得したA東京。それだけ評価高かったんだな、さすが現役スペイン代表、さすがトヨタマネー。
ハンドラーとしても有能だった、ショーター選手は以前広島で大野ACと一緒に戦った間柄、まさにこのために呼んでその通りの働きをして、去って行く。同じ国には2年と居ないジャーニーマンでした。
地元で存在感を見せつけたフリッピン選手は沖縄凱旋。ちょっとじゃじゃ馬気味ではありますが、これからの活躍が楽しみ。
レンタル移籍だった、晴山選手は富山へ、パーカー選手はそのまま群馬へ…って、次のシーズンは何年かぶりにパーカー選手と対戦になるのか…相手にすると恐ろしいな。
しかも、10/9,10という群馬のホーム開幕戦がvs千葉だってさw 誰だカーディングしたのw
新しく加入した外国籍2名のうち、#33ムーニー選手はオーストラリアNBLの2020-21年間準優勝チームで、リバウンド王&年間ベスト5に選ばれた選手です。プロ1年目でですか・・・。ポジションはセンター&パワーフォワード、#34スミス選手は、昨シーズンはちょっと確率の落ちた、アウトサイドからのショットを得意とするシューティングガードアンドスモールフォワードです。
今季はプロ契約1枠、特別指定2枠を残した状態の12人でロスター確定と発表されました。昨シーズンが人数多すぎてベンチに入れない状態になっていたのでこれでいいのかも知れません。ただ、シーズン中盤には、チームがさらなるレベルアップできる選手の加入がある旨をGMが匂わせていましたので非常に楽しみですw
【千葉ジェッツふなばし 2020-21シーズン チームスタッツ】
試合数:57(3試合コロナで消滅)
成績:43勝14敗(勝率0.754 東地区2位)
平均得点:89.0pts(2位)
フィールドゴール成功率:48.7%(5位)
3pt成功率:34.9%(7位)
フリースロー成功率:77.6%(2位)
平均リバウンド数:37.1reb(1位)
平均アシスト数:21.2ast(5位)
ターンオーバー数:678tov(12位)(1試合平均:11.9tov)
スティール数:355stl(12位) (1試合平均:6.2stl)
ブロックショット数:155blk(6位) (1試合平均:2.7blk)
被ブロックショット数:134blk(10位) (1試合平均:2.4blk)
ファウル数:1146(9位)(1試合平均20.1)
被ファウル数:1214(2位)(1試合平均21.3)
貢献度(EFF):5911(3位)(1試合平均103.7)
【今シーズンの観戦試合数とチケット代】(消費税込み。発券手数料等は除く)
千葉ジェッツ公式戦:21試合
ホームゲーム:16試合:\127,500
(1試合最高額:\39,400:3/21 vs三河 ファーストクラス1列目)
アウェイ:5試合(SR渋谷:2試合、川崎:2試合、宇都宮:1試合):\52,000
(1試合最高額:\36,000:1/24 vs宇都宮 コートサイドSS1列目)
千葉ジェッツ戦以外:21試合
Bリーグチャンピオンシップ クォーターファイナル:2試合、ファイナル:1試合:\82,900
(1試合最高額:\48,000:5/30 ファイナルGame2 ジェッツベンチ横2列目)
天皇杯:天皇杯決勝
(\3,500 ホームベンチ向かい(ほぼセンターライン上)スタンド最上段)
B1:横浜vs名古屋D、川崎vs琉球、A東京vs信州:\9,400
(1試合最高額:\3,200:横浜のポートサイドアウェイ2F、川崎の2Fアウェイ側)
B2:東京Zvs越谷、茨城vs福島、東京Zvs仙台、東京Zvs香川、越谷vs青森、
群馬vs西宮、東京Zvs西宮、東京Zvs群馬:\27,900
(1試合最高額:\5,000:12/11 東京Zvs仙台 コートサイド2列目)
B3:さいたまvs金沢、八王子vs静岡、東京EXvs岩手、さいたまvs岡山、
東京EXvs岐阜、八王子vsアイシンAW:\15,000
(1試合最高額:\3,600:3/6 東京EXvs岐阜 1Fコートサイド)
(1試合最低額:\0:1/17 さいたまvs金沢 2F(座席指定不可))
合計:42試合:\318,200・・・orz