♪何時の事だか思い出してごらん あんな事こんな事あったでしょう。
【6年目】
今シーズンは、ブースタークラブとシーズンチケットは昨シーズンをそのまま維持。
【今シーズンのロスター】
前シーズン終了時点からのロスターの移動はこうなりました。
退団:阿部選手(富山へ)、ライオンズ選手(富山へ)、荒尾選手(滋賀へ)、伊藤選手(引退)
加入:大宮選手(名古屋Dから)、藤永選手(名古屋Dから)、田口選手(秋田から)、ダンカン選手、ジョーンズ選手
継続:富樫選手、パーカー選手、チェンバース選手、西村選手、エドワーズ選手、石井選手、原選手、小野選手、大野HC
主力選手はほとんど変わらず、PGとして新たに藤永選手と契約、シューターには秋田から田口選手が加入しました。
【シーズンイン前】
B1,B2全クラブで、softbank公認ショップで選手と触れ合えるイベントが開催され、自分は店舗的には大穴であろう船橋成田街道店で、新加入の藤永選手と交流してきました。結構ハキハキとしゃべれる選手だなと思いました。
【シーズンイン】
2018-19シーズンのB1開幕戦は、千葉vs川崎を先行開催で開幕。昨シーズンのクォーターファイナルの死闘game3を戦ったカードとなりました。
この開幕節で、川崎はファジーカス選手が足首の手術の術後で欠場。スターターにファジーカス選手がいないのは非常に珍しかったのですが、試合は川崎の連勝。千葉は僅差で連敗スタートとなりました。川崎は中地区なので、今シーズンの対戦は開幕戦にしてこれで終了。
ただ、同一カードの連敗は、実は唯一このカードだけとなりました。
今シーズンから外国籍選手のレギュレーションが変わり、契約は3名まで可能だけど、ゲーム登録は2名まで。そのため外国籍選手は誰か一人はベンチ外となりました。
オンザコートは常時2で、日本国籍取得選手は日本人としてカウントされるので、見た目オンザコート3か4に見える状態も作り出せるようになりました。
シーズン開始当初は、外国籍選手は一人づつ交代しながら使っていましたが、ジョーンズ選手が、10月下旬に左肩関節脱臼で全治未定の状態で離脱。外国籍メンバーが固定される状態になってしまいました。
そのほかリリースの出た負傷者は下記の通り。
10/13 小野選手 右手舟状骨骨折 全治2-3か月
10/23 ジョーンズ選手 左肩関節脱臼 全治未定
3/23 西村選手 急性腰痛 全治2-3週間
シーズンインしてすぐに小野選手が舟状骨の骨折でベンチ入りはするもののDNPが続く状態でした。
プレーはできないものの、ベンチから選手に声をかけることは忘れていませんでした。
今シーズンは、昨シーズンと違ってPGを富樫選手だけに任せることは減らし、1,3Q富樫選手、2,4Q西村選手という使い方が多くなりました。
双方の選手の負担が減らせていいタイムシェアができたんじゃないかと思います。
ここぞというときには、富樫・西村のダブルPGというのもありました。
また、ここは絶対止めるというときには、藤永選手を投入し、相手PGにべったりと付くディフェンスを披露し船アリを沸かせました。
ただ、小野選手が序盤から欠場したこともあって、エドワーズ選手、パーカー選手のプレータイムは伸びることになってしまいました。
大宮選手や原選手をうまく使って外国籍選手とマッチアップさせていました。
そんな中で、今期は、原選手、石井選手がディフェンスで魅せてくれました。石井選手は3ptシュートがいいところで決まります。
天皇杯前の第18節終了時点で、東地区・全体とも2位だった栃木を抜き26勝となっていました。
【天皇杯3連覇】
今期の天皇杯は、B2、B3クラブは対象から外れB1クラブのみの参加となりました。
千葉は昨年のチャンピオンのため、第2ラウンドの1回戦目が免除に。
第2ラウンドの2回戦目の横浜に勝ち、ファイナルラウンドへ進出。
ファイナルラウンドの準々決勝は川崎。3Q終了時点で40-50と10ptsリードしていのが、4Qで猛追にあったものの辛くも63-66で逃げ切り。
準決勝の相手は、A東京。3Q終了時点で57-62と千葉が5ptsリード。4QでA東京が残り1:07の時点でA東京が4ptsリードと逆転されたものの、残り30秒までエドワーズ選手のフリースローとパーカー選手のシュートで、78-79の1pts差まで詰め寄り、A東京 安藤選手のシュートをブロックしたマイケル・パーカー選手が、シュートまで持ち込み一度は外れたものの残り0.5秒でリバウンドをねじ込んで80-79の逆転勝利と相成りました。
決勝の相手は栃木。序盤は栃木が遠藤選手の3ptで先行して、ゾーンディフェンスで千葉のオフェンスを苦しめる。前半は32-26と栃木6ptsリードで折り返す。
3Qは、千葉がエドワーズ選手にボールを集めて得点を重ね、47-47の同点で第4Qへ。第4Qも両者譲らず、60-60のまま延長戦へ。
OT1は、残り16.1秒で栃木のロシター選手がフリースローを決め、70-69と逆転。千葉は、最後のショットを富樫選手に託します。残り2.6秒、ディフェンスとの距離が開いたところを見逃さず3ptを決め70-72と再逆転して優勝。
この日、富樫選手はフィールドゴールが2/11本。決勝点を決める前は1/10本だったので、よくこの状態で富樫選手に託す判断をしたよなと思いました。そしてそれを決めきる富樫選手のメンタルがやばいと。個人的なMVPは富樫選手だと思います。
準決勝、決勝の2試合とも現地で見ていましたが、心臓に悪いw最後のショットが決まっても、まだ\逆転されるぞー!戻れー!/とか叫びたくなりましたらかねぇ…
決勝の決着がついた瞬間、自分が万歳して立ち上がったところを千葉日報に撮られていましたw
【後半戦】
後半戦になると、ようやく田口選手がフィットしてきたのか調子を上げてきます。
スターターの石井選手と変わって入ることが多く、常にリフレッシュしたシューターの投入ができるようになりました。
試合後のヒーローインタービューで、念願の\おいさー!/も聞けるようになりました。
今シーズンもシーズンチケットで観戦している方々との合言葉は「4Q開始で20ptsリードしてても安心するな」でしたが、今年はそこまで崩れる試合はほぼありませんでした。
どちらかと言えば、3Qまでに大差をつけるのを勝ちパターンとしていたような気がします。
3Qの時点で先行されていると厳しい試合もありましたが、諦めたり大崩れすることはありませんでした。
連敗することもなく、今まで苦手としてきた、A東京に5勝1敗、栃木に3勝3敗(得失点差で負け越し)と勝ちを積み上げ、58試合目で東地区2連覇を決めました。この時点で50勝8敗。ここまで勝たないと地区優勝できないんですね、東地区は…
最終的には、B1リーグでは最多の52勝8敗(勝率.867)でレギュラーシーズンを終了。
東地区1位でかつ、3地区間の1位チームの中でも最高勝率だったため、チャンピオンシップのQF,SFともホーム船アリで開催できることになりました。
【チャンピオンシップ】
QFは、レギュラーシーズン最終節での死闘を勝ち、チャンピオンシップ進出を決めた富山が相手でした。
GAME1は3Qで千葉が3pt攻勢で一気に引き離し、富樫選手と田口選手で合わせて9本の3ptを決めて千葉が勝利。
GAME2は1Qは千葉が先行するものの、富山の阿部選手、宇都選手、大塚選手の3ptで食い下がり均衡した試合になりましたが、11pts差で千葉が勝利。阿部選手がスティールしたボールを、追いかけてスティールし返した富樫選手の執念すごかったです。
SFは、一昨年のQF以来の栃木。一昨年は栃木ホームでの試合でしたが今年は千葉ホームでの試合となりました。
game1は、3Qでなんとか差を広げた千葉がその差を何とかキープして勝利。鵤選手、遠藤選手は押さえられましたが、比江島選手、渡邉選手は押さえ切れてなかったようです。そして、ロシター選手が負傷退場となりました。
game2は、ロシター選手に変わり、アンドリュー・ネイミック選手を入れた栃木。今シーズン同一カード連敗の無い栃木は当然ただでは終わりません。
3Q終了時点で、65-52と千葉が13ptsリードしていましたが、4Qの10分間あれば何とでもできる得点差です。強いチームであれば猶更。
のちのニュースではロシター選手が、「残り5分で8pts差まで詰めれば何とかなる。」と声をかけたとのコメントがありましたが、その通りになりました。
ちょっとづつ差を詰め、オフィシャルタイムアウトが過ぎ、残り1:19で82-73と9pts差まで詰めてきました。
そして、残り24秒。チェンバース選手が、3ptを打った遠藤選手にファールをしてしまいフリースローを献上。
3本とも決められて、85-80の5pts差に。その後、遠藤選手の3ptで4pts差まで縮まりましたが、最後は富樫選手のフリースローで5pts差に戻して、試合終了。何とか崩れることなく耐えきってのファイナル進出となりました。
ファイナルの相手は、アウェイで中地区優勝の新潟と、西地区優勝の琉球を倒した、「最強のワイルドカード」A東京です。
2年連続同じカードのファイナルとなりました。
【最後の最後は】
ファイナルは2年連続同じカードの千葉ジェッツvsアルバルク東京。
前半戦は双方の守りあいで33-35とA東京2ptsリードで折り返し。
リードされているのは気になるけど、まだまだ何とでもなる点差だと思っていました。が、
第3Qに去年の悪夢がやってきました。A東京 竹内選手の連続3ptで引き離され、田中選手とカーク選手のピックアンドロール、そこからのリピックでディフェンスを機能させなくして得点を重ね、このQだけで31ptsを取り、45-64と19pts差をつけて4Qへ。
去年はここで諦め、大野HCからも「これでいいの?諦めるの?やめちゃうの?」みたいな激が飛んでたのですが。
個人的には、ロシター選手のコメントを思い出し、「残り5分までに何とか1桁差まで詰めれば何とか…」と勝手に思っていました。
4Q、千葉のディフェンスの強度が一気に上がる。A東京の得点は、オフィシャルタイムアウトを超え残り4:13にようやく、カーク選手のフリースローで1ptsは行ったのが最初。
そこまでの間に千葉は、エドワーズ2pt、パーカー2pt、エドワーズ2pt、エドワーズ2pt、富樫3pt、富樫3ptの14ptsのランを記録して59-64の5pts差まで詰めてきました。
その後、千葉はエドワーズ選手、A東京は馬場選手が点を取りあう中、残り27秒で、富樫が3ptを決め、67-69の2ptsまで詰めました。これで一気に盛り上がる千葉側。
しかし、この後、ピエリツァ選手から富樫選手がスティールしたボールを、原選手がプッシュしたのですが、長すぎてアウトオブバウンズ。
A東京のスローインボールを止めるベく富樫選手が、カーク選手にファウルしてフリースローとなり2ptsを献上して、残り11秒でA東京が4ptsリード。
最後の攻撃は、富樫選手の3ptsが外れ、リバウンドを取ったパーカー選手のシュートも外れ、終了のブザー。
富樫選手とパーカー選手はその場でコートにうずくまって悔しがっていました。
試合後の記者会見では、大野HC、富樫選手とも「負けは悔しいけど、やり切った。」と語っていたのが去年と違って印象的でした。
あと、西村選手だけはファイナルへ行くことを「去年の忘れ物を取りに行くとは言いたくない」とずっと言っていましたね。
【今シーズンも色々あったわけで】
今シーズンも例のごとく色々やらかしたと言われていましたね。
・エドワーズ選手の肘の使い方
・パーカー選手が、秋田戦で倒れていた選手にボールを当てた
・公式アカウントが研修の日に、エロゲの広告をRTした(アカウントに不正アクセスがあったとの発表でしたが)
・QFのチケットを対戦相手が決まる前に売りだした
・SFgame1で、オープニングフライト前に天井への電源供給ケーブルが外れる
・SFgame2の3Q終了直後に、鵤選手が負傷しているのに、通常通りTシャツプレゼントタイムの演出に入った
・相手クラブの選手が倒れているのに、千葉のベンチはニヤニヤしている
全部が全部現場で見ていた訳じゃないので、個別にコメントはしません。
【僕らが旅(移籍)に出る理由】
6/8現在で
退団:石井選手、チェンバース選手、ジョーンズ選手
加入:晴山選手(京都から)、フリッピン選手(日本国籍)
継続:富樫選手、パーカー選手、田口選手、大宮選手、西村選手、藤永選手、原選手、小野選手、大野HC
未発表:エドワーズ選手
コーチ陣は全員残留。スキルデベロップメントコーチとして、日本代表の強化合宿・強化試合のスキルコーチを務めていた大村氏とアシスタントマネージャーの吉田氏が大阪から加入しました。
フランチャイズプレイヤーの一角で、今シーズンの3pt成功率賞を獲得した石井選手が千葉を離れる決断をするのは非常に想定外でした。
チェンバース選手もそうですが、引く手は数多あると思いますので、新天地で思う存分暴れて欲しいと思います。
フリッピン選手は日本国籍を持つ、アメリカの大学生で190cmのPG/SGという新たなPGがやってきました。千葉は高さがあまりないので、高さのあるPGはまた一味違う千葉のオフェンスオプションができるかも知れません。
京都から移籍した晴山ケビン選手もSFですが、ディフェンスに定評がありますので、またディフェンスの強度を上げられると思います。
後はエドワーズ選手の再契約次第ですかね。
今シーズンは同一カードの連敗は1回だけで、最大14連勝を記録しました。
来シーズンも主力が残っているので、「ハードなディフェンスから走るバスケット」のチームコンセプトが変わることはないと思いますが、タイムシェアができるようなセカンドチームが構築できるといいなと思います。藤永選手や大宮選手がもっとプレータイムをもらえる状態にしたいですね。
【千葉ジェッツふなばし 2018-19シーズン チームスタッツ】
平均得点:86.0pts(1位)
フィールドゴール成功率:49.9%(1位)
3pt成功率:38.9%(1位)
フリースロー成功率:66.0%(16位)
平均リバウンド数:37.3reb(9位)
平均アシスト数:22.1ast(1位)
ターンオーバー数:673tov(11位)
スティール数:483stl(2位)
ブロックショット数:186blk(2位)
被ブロックショット数:129blk(3位)
ファウル数:1043(12位)
被ファウル数:1066(4位)
貢献度(EFF):107(1位)
【今シーズンの観戦試合数】
千葉ジェッツ公式戦:31試合
ホームゲーム 24試合
アウェイ 7試合(富山2試合、A東京2試合、SR渋谷2試合、横浜)
千葉ジェッツ戦以外:18試合
天皇杯:天皇杯準決勝2試合、皇后杯決勝、天皇杯決勝
代表:女子日本代表vsベルギー代表
B1:A東京vsSR渋谷、SR渋谷vs横浜、
B2:東京Zvs釜山KT、八王子vs東京Z2試合、東京Zvs青森、群馬vs福島
B3:東京海上vsアイシンAW、東京EXvs岐阜、越谷vs東京EX、東京海上vs東京CR
PS:Bリーグファイナル、B2-B3入替戦
合計:49試合