ども、3305分の1ですw
ごく一部でちょいと話題になった、10月30日の男子プロバスケットボール「Bリーグ」の千葉ジェッツvsアルバルク東京の試合を見に行っておりました。
例の問題のシーンですが・・・見てませんw
つか、ターンオーバーでボールを奪われた直後でしたから、アルバルク東京のゴールに叩きこまれるボールを見つめておりましたさ。
そしたら、ざわつく会場、叫ぶホイッスル。
しかも自分の観戦ポジションは、千葉ジェッツベンチ側(前半はアルバルク東京のゴール)のゴール裏。一番見えないところですw
現場にいた雰囲気では、とにかく笛が鳴った後からの説明がなさすぎる・・・
ってことで、スポナビライブの見逃し動画で確認してみました。選手の継承は略で。
15:13:18 千葉アームストロングと東京菊池がアルバルク東京ベンチ前でもつれて倒れる。その間にボールがこぼれてターンオーバー。東京の速攻に。
この間カメラは当然ボールを追っているので、倒れた二人の映像なし
15:13:26 東京ギレンウオーター選手のゴール。千葉選手交代の申請でブザー、そしてけたたましいホイッスル。
カメラ上では千葉の選手が割とゆっくりと東京ベンチ側へ向かって歩いている。
アームストロングとギレンウォーターがもみ合って、腕が上がるっつーか払いのけらるつーか。そしてさらにホイッスル。
ここで両ベンチに戻るよう指示。
15:14:18 MCからビデオ検証を行う旨のアナウンス。
15:21:05 MCからリプレイ検証の結果をHCに伝えております。この後レフェリーから説明があると思われますのでお待ちくださいとのアナウンス。
このころから「はーよーやーれー」ヤジが・・・
15:22:45 レフェリーから説明開始。「プレイ中にファイティングのシチュエーションになった場合、交代要員の選手がコートに入った場合ディスクォリファイングの対象となります。控室のあるこのアリーナから出ることになります。」
・・・いや、それだけ言われてもわからんのですよ。
「インスタントリプレイシステムで、ベンチからコートに入った選手を確認しました。千葉はストーン、伊藤、荒尾、原、西村選手になります。」
・・・ざわつく会場
「続いて、東京はネイミック、松井、二宮、田村選手が退場となります。」
・・・ここまで説明してやっと「退場」のキーワードが。場内騒然。
「罰則につきましては、両ベンチにテクニカルファウル、両ベンチにテクニカルのためフリースローは相殺され、スローインからの再開になります。」
「併せてお伝えします。ファイティングの行為を働きました、千葉のアームストロング選手はディスクォリファイングファウルの処分となります。処置としましたは東京に2本のフリースローとスローインが与えられます。」
・・・場内ブーイング
15:28:04 「加えてお伝えします、失格退場となる選手がもう一名。東京のギレンウォーター。アームストロングとのファイティングのため失格退場となります。従いまして、改めて再開の方法について説明します。テクニカルファウル、ディスクォリファイングファウルのフリースローを相殺して、千葉側ベースラインから千葉のスローインで再開となります。」
15:29:30 千葉大野HC、ペットボトルを自分のベンチに投げつける。
・・・HC、それはあかんて。
15:31:25 千葉側スローインでゲーム再開。
千葉は退場6名でベンチ入り12名→6名に、東京は退場5名で12名→7名でのプレイ再開。
もはや交代もままならない状態。これでパーソナルファウル5つでファウルアウト(退場)になったりしたら目も当てられない。
結局試合はファウルアウトを出すことなく、千葉ジェッツ70-82アルバルク東京でアルバルク東京の勝利となりました。
いやー、一時は5点差まで迫ったんだけどねー・・・って感想さえもかき消されるようなそんな前半戦になってしまいました。
この間18分、自分も何が起こっているのかさっぱりわかりませんでした。
で、帰って調べようと思うと「バスケットボール競技規則」ってWebサイト上では見れないのね。買えとw
そんな時はwikipediaで。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A6%E3%83%AB_(%E3%83%90%E3%82%B9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB)
サクッと「ディスクオリファイング・ファウル」は、特に悪質なファウルのことで、宣告されたら失格・退場。
で、「ファイティング」となると、コートやコート周辺で暴力行為が起きた・起こりそうなときに適用される。ベンチエリアから出た選手やチーム関係者は失格・退場となる。ただしHC,ACが争いを止める為にベンチを出た場合は失格退場処分の対象外となる。同時にHCにテクニカルファウルが記録される。
つまり、
千葉のアームストロング→悪質なファウルと判断されて退場
千葉の5選手、東京の4選手→ベンチを出てしまったので、ディスクォリファイングファウルとなり退場
東京のギレンウォーター→アームストロングとファイティングしてしまったため退場
・・・「コートに入る」以前に「暴力行為が発生した場合、ベンチエリアを離れただけでも失格退場」っすか・・・
もちろん交代以外で試合中にコートに入るのはNGだし、プレイ中にベンチエリアで席を立ってていいのはHCだけというルールですしねぇ。
普段のゲームだと選手がもつれて倒れても、ボールがライブならだいたい止めないですね。『こいつ立って走るやろ』って感じで。そのままレフェリーもボール追って走っちゃって後ろの状況確認が遅れたと。
そして、東京ベンチからの声なのか、点が入って向きが変わって振り向いた時に気がついたのか。
そこで、初めて笛が鳴ってボールがデッドに。
エキサイトしてしまった、アームストロングもダメだけど、双方の選手もベンチ離れるなよ・・・
スタッフも止めなさいよ…そりゃレアなルールだけどさ。企業リーグ時代にも乱闘での大量失格退場あったようじゃん。
そして、今の状態を「ファイティングという状態」であることを説明せず、いきなり「ファイティングの時にコートに入ったらディスクオリファイングの対象です」って説明しちゃったレフェリーもねぇ。
もうちょっと説明欲しかったなー。できればMCもわかるなら補足してほしかったと思ったね。後付けだけど。
で、罰則関係はこちら
https://www.bleague.jp/about/pdf/r-27.pdf
規約全体はこちら
https://www.bleague.jp/about/pdf/r-00.pdf
第60条の処分とは、
Bリーグ規約第60条第1項第1号:失格・退場処分を受けた者
Bリーグ規約第60条第1項第2号:テクニカルファウル、アンスポーツマンライクファウルを受けた者
Bリーグ規約第60条第1項第3号:前2項に相当する不正な行為を働いた者
現状の判定をそのまま反映させたとするとこんな感じかな。
失格・退場処分を受けた者:
千葉退場5選手、東京退場4選手:1回目の場合は、最低1試合の出場停止+罰金
テクニカルファウルを受けた者:
千葉HC、東京HC:2回目は最大1試合の出場停止、3回目以降は最大2試合の出場停止+罰金
前2項に相当する不正な行為を働いた者:
千葉アームストロング、東京ギレンウォーター:これは、どの項目に該当するかで処分が大きく違います。
(選手等が選手等に対して暴行・脅迫を行った場合)
千葉アームストロング、東京ギレンウォーター:1回目の場合は、最低1試合の出場停止+罰金
ちなみに、相手に唾を吐いたりした場合は、一回目で最低6試合の出場停止になります。2回目以降は最低12か月の出場停止。
(選手等が乱闘または喧嘩に関与した場合。ただし、乱闘または喧嘩を防ぎ、これに関与している他の者を隔てまたは分離することのみをしようとした者は懲罰を受けない。)
1回目は最低6試合の出場停止。2回目以降は最低12か月の出場停止。
ただ、HCの言動がもしかすると、審判への侮辱に当たると判断されたら・・・
選手等が審判に対して侮辱または公然の批判行為を行った場合:1回目の場合:最低2試合の出場停止
こんなのもあるんですな。
罰金は、出場停止1試合につき5万円以下。
さらに、チームスタッフや管理監督責任者の場合は、最大で懲罰2倍まで加重されるという・・・。
さらにクラブに対しては、1試合で5名以上の選手などが、失格・退場となった場合はB1リーグの場合罰金50万円。
つか、こんなことに詳しくなるために調べたんじゃないのに・・・
これ厳格に適用されると、東京も千葉も、最低でも次の1試合が成立しませんな・・・
失格・退場になった選手が、そのまま次の試合に出られないってことは、ベンチ入り10人未満となるため試合不成立の可能性も考えられます。
規律委員会でどんな判断が下されるのかを、見守るしかないのですが。
スポナビライブの解説の方が言ってましたが、これをリーグもチームも観客も考えなきゃいけないって言ってましたね。
貴重な経験をしたっちゃぁしたんですが、まだ尾を引きそうです。
双方ともヘッドコーチが納得してないようですし、千葉は球団代表コメントでも不満のようですし…ってリーグの理事がそんな話していいんだろうか。
Yahooニュースとかの『話題づくり乙』とか、こんな痛い思いしかしないブック書くバカいねーよwww