8月の話なのに今頃書くのかといったところですがw
8月19日の日曜日に、マイミクのらんますさんと共に、大阪の市営渡船めぐりをしてきました。
前日土曜日は、大阪市内に局地的に激しい雨が降っておりました。
昼前に、西九条駅で待ち合わせをして、駅リンくんで自転車を借りる。(\300/翌日10時まで)
海側に運河の多い大阪市には現在8か所の渡船が運行されています。
距離は比較的短く100mを切っているところもありますが、近くに橋がない、または橋ができても橋が高すぎて歩行者が不便なところは残してあります。
http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000011244.html
この渡船は自転車も載せられるため、公共交通では行きにくい場所もすいすいいけるということで選んでみました。
回った順番は下記の通り。番号は上記リンクの番号です。
西九条駅
↓
1.天保山(てんぽうざん)渡船場
↓
2.甚兵衛(じんべえ)渡船場
↓
3.千歳(ちとせ)渡船場
↓
7.船町(ふなまち)渡船場
↓
8.木津川(きづがわ)渡船場
↓
6.千本松(せんぼんまつ)渡船場
↓
5.落合下(おちあいしも)渡船場
↓
4.落合上(おちあいかみ)渡船場
↓
安治川トンネル
↓
西九条駅
西九条駅を出て、安治川トンネル北詰から川沿いに進むと、JRゆめ咲線(桜島線)と並走。
ユニバーサルスタジオジャパンの横を通り過ぎた先の住宅地の一角に、天保山渡しの桜島乗り場。
岸壁間距離400m。日中は30分間隔の運行。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約900人。
船で渡る間に、天保山岸壁から大阪市内方向へ船が上がっていったので写真を撮ってみたが、なかなか海側から大阪市内を見ることがないので、何か外国のような気がする風景になったw
安治川を渡って、天保山乗り場につくと、すぐ横に日本で一番低い山「天保山」(標高4.53m)がある。周囲の岸壁や公園の盛り土の方が高いですがw
天保山からみなと通を東へ。歩道と車道の間に自転車専用レーンがあるので走りやすいが、バス停で乗降客と接触する可能性があるので要注意。
大阪市内で幅の広い道は結構自転車専用レーンがありますね。
みなと通の夕凪から南に進路を変えると、突き当りに甚兵衛渡船場の福崎乗り場に到着。
ここは岸壁間94m、日中は15分間隔の運行だが、ラッシュ時は2隻運行となり、時刻表でも平日朝7:30-8:30は「随時運行」の表示になっている。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約1570人。
尻無川を渡った先の泉尾乗り場は住宅地。
泉尾乗り場から、大浪通へ出て南へ。
途中の工務店の家の壁にはスパイダーマンがよじ登っていた。
団地が終わったその先には、高い千歳橋が見える。その下にあるのが、千歳渡の北恩加島乗り場。
千歳橋には歩道もあり、スロープもあるので自転車も登れなくはないのですが、地上から橋までかなり高い。海面から28mある。
千歳橋架け替えの際にできた千歳渡が、橋を上るのが不便な人の為に渡船は存続しています。
岸壁間は371m、日中は20分間隔。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約750人。
大正内港を渡った先は、鶴町乗り場。
鶴町の団地のはずれにある。
鶴町は市バスの車庫(鶴町四丁目)があり、ここからバス一本で梅田にもなんばにも阿倍野にも行ける意外なスポット。
ただ、鶴町の島から市街地に行くためには、さっきの千歳橋以外だと南に大回りしないと出られない。
鶴町から大正通に沿って進み、鶴町一丁目辺りを南下すると、次の船町渡の鶴町乗り場。
岸壁間距離は75m、日中は20分間隔の運行。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約210人。
渡船で木津川運河を渡った先は、船町乗り場。
ここから風景が一変する。
ここまでは住宅地の中を走ってきたが、船町からは一変して工場街に。
船町乗り場から西船町のバス通りを経て、新木津川大橋のたもとにある、木津川渡の船町乗り場へ急ぐ。
急ぐ理由は、次の木津川渡は日中45分間隔と長いため、一本の逃すとかなりのタイムロスになるためです。
とは言っても、船町渡から木津川渡の間は普通に走っても10分かからないくらいですが。
「木津川渡」の看板があって、着いたかな~と思ったら、そこから桟橋までのアプローチが長いw
何せ工場の敷地の上を橋で超えた先にあったりするのですから。
この木津川渡だけが唯一、管理が港湾局になっています。(その他は建設局の河川・渡船管理事務所)
昔はカーフェリーもやっていたので、乗り場がちょいと広くできています。対岸の平林北乗り場にはカーフェリー用の乗り場があった跡がありました。
岸壁間は238mで、日中45分間隔。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約180人。
新木津川大橋にそって、木津川を渡った向こうは平林北乗り場。
旧国鉄のカプセル型駅舎のような待合室が特徴。
木津川渡だけが、管理が違うせいなのか欠航を知らせる「×」印のLED表示機がないんですな。
平林北乗り場から南下して、南港通へ出て北加賀屋へ。
ここでようやく昼食・・・ってすでに16時近いけど^^;
この辺りで雨が降り始めるが、大した雨ではなかった。
北加賀屋から裏通りへ入り、コスプレイベントで使われる名村造船所跡を北へ進み、千本松渡の南津守乗り場に到着。
千本松大橋のループ部分の真下に存在する。
ここも千歳橋と同じく船を通すために両側がループ橋になっていて、海面からの高さは34mになる。
そのため、渡船も存続している。
南津守乗り場の横には、倉庫兼立体駐車場と思わしき巨大な廃墟があり、そこをねぐらにしている鳥が集まってくるので、結構うるさかったり不気味だったりします。
岸壁間は230m、日中は15分間隔で運行。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約1190人。
木津川を渡った先は、南恩加島乗り場。
こちらもループ橋の下に位置します。
南恩加島乗り場から木津川に沿って北上して、小林公園前から東に入ると、落合下渡の平尾乗り場。
ここと、次の落合上渡は乗り場が非常に見つけにくく、目印も少ないです。路地裏にぽつんと存在しています。
岸壁間138m、日中は15分間隔の運行。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約390人。
次の落合上渡がはっきり視界に入ります。
また木津川を渡って、津守乗り場に到着します。
津守乗り場から川沿い道路を北上。
しばらくなかった信号機が登場。
空地をトタンで囲った交差点をを左へ行くと・・・いきなり「落合上渡」の標識。
その標識は信号機のところに出しておけw
岸壁間100m、日中は15分間隔で運行。
平成20年度の一日平均利用者数は平均約540人。
渡船航路のすぐ北には、三軒家川と木津川の分岐点。それぞれに独特な水門を持っています。
木津川を渡った先は、千島乗り場。こちらも住宅地の路地裏です。住宅地の向こうに立つ団地の辺りは、大正区役所でしょうか。
この日だけなのかは知りませんが、落合上渡の運行スタッフは全員女性でした。千島乗り場には水槽で魚が飼われていました。
これで、すべての渡船を渡り切りました。
時刻は18時ちょうど。当初は一日では無理かな~と思っていましたら、見事に時間内に収まっていました。
千島から、大正通、大阪ドーム前、阪神九条駅を経て、安治川トンネル南詰へ到着。
この手前の交差点には、「源兵衛渡」の名前がついているので、トンネルができる前は安治川には渡船が四か所あったそうな。
安治川をトンネルでアンダーパス。
自転車はエレベーターで降りられる。
昔は車用エレベーターもあったが、現在は使用していない。エレベーターそのものは残っている。
西九条に戻ってきたのは19時頃。スタートから7時間で戻ってきた。
自転車を返却して、鶴橋のスーパー銭湯へ移動して打ち上げとあいなったのです。
自転車で走ると街並みが見れて楽しいですね。
・間口は狭いが三階建て住宅が結構多い
・商店街の多さ
・橋を使わなかったので、ほとんどアップダウンなしだったので快適に走れた
また自転車借りて、もっと路地裏の方も見てみたいですな~