青砥千樹のどーでもいい日常　でらっくす

おい、てめえ俺の薦めるヘルシア緑茶じゃケーキが喰えないだと？
お前プライド高すぎンだよ！？

まあまあ落ち着け。

これが落ち着いていられるかっつーの！
なあ、聞いてくれよ。
さっき帰り道、閉店間際に半額セールをやる惣菜屋があって、何時もなら存在する鶏の照り焼きを狙って行ったら…

鶏肉が全てローストチキンとフライドチキンになってやがった。
その替わりか知らないけど、普段は存在しない『豚バラの角煮』があった。

バルサミコ酢だか栗to栗鼠だかクリスマスだか知らねぇけど、アイツは何様だよ！？
何の権限があって鶏の照り焼きを店から消し去るんだ？

ついでに、クリーム入り恵方巻も何処のスーパーも全滅してたし…

なあ？クリスマスさんヨォ？
アンタの望みは一体何なんだよ？

『メリーになりたければ、もっとカネを貢げこの愚民どもめ！！！』

アンタは常々そう言いたげな態度で、街のあちこちで工作活動を繰り広げてきたよなぁ、毎年毎年。

確かに俺は愚民だけど、もうこんな洗脳的な行事はこりごりだ！

俺は絶対メリーになんてならないぞ！
お前らだけメリーになりやがれ！
お前らだけクリスマス様の許へ召されてしまえばいいんだぁ〜

メリーお前ら！！！
アーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャァ！

…それが青砥⇔千樹の声を聞いた最後だった。

※このお話は、そこはかとなくフィクションだと思い込もうと努力しておりますが無理っぽいです。
撮影に使用しました食べ物はスタッフ一同で美味しくいただきました。