[ネタ駄文] 市
熊五郎『御隠居ー!』
御隠居『なんだ熊、朝っぱらから騒々しい』
熊『いやね、夜も明け切らねえうちから、若い衆がこぞって海の方に歩いてたもんでー』
隠居『海の方てえと、深川さんの例祭かい』
熊『例祭なら法被に締め込みじゃないかい?皆私服で空の袋を背負ってましたぜ』
隠居『ってことは、あれだ。有明の市だな。』
熊『有明ですかい?有明に魚河岸なんかありましたかい?』
隠居『魚じゃないさ、盆と年の瀬だけ臨時に書物の市が立つんだよ』
熊『書物ですかい?』
隠居『只の書物じゃないんだよ。自筆の書物を皆に見てもらって良ければ買ってもらう。書物の楽市楽座ってとこかな。中には名のある作家がこっそり書いてたりするのでそれが目当てで朝から出向くんだよ。』
熊『さすが御隠居、何でも知ってるなぁ、だた…』
隠居『ただ…、何だい?』熊『ただぶつかっても詫びの一つも無くて…』
隠居『本にしか目が言ってないからお前さんが目に入らなかったんだろうよ。』
おあとがどうだか知ったこっちゃないようで。
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コメント
自分だったら「な〜んだわ〜ヽ(´ー`)ノ
投稿: 酢鶏@人工無能 | 2005年8月15日 (月) 午前 05時52分